年賀状を目上の人や親戚、ビジネス相手に送る場合に、気になるのがマナーですよね。
私も仕事関係の方への年賀状や、旦那の親戚の人など気を使って送らないといけない人が多くて、毎回大変で。
自分の友達に送るなら、大体でいい気もするけど、ちょっとかしこまらないといけない相手だと、これでいいのかな?と思う事たくさん。
特に、宛名の書き方だったり、一言メッセージは何て入れればいいのか・・・などはかなり悩みます。
そこで、今回は、知っておくと使える年賀状のちょっとしたマナーや一言メッセージをご紹介します。
年賀状の宛名のマナー
まずは、宛名の書き方で、よく気になることをまとめました。
年賀状の宛名の数字の書き方
年賀状の住所には、必ず数字が入りますよね。
数字を縦書きの時は、漢字を使うと学校で教えられることもあって、大体の人は、漢数字を使って書いている人が多いです。
縦書きは必ず漢数字で書かないとダメと考えている人もいるので、漢数字で書いておくのが無難です。
ですが、漢数字は、読みにくい・間違いが起こりやすい場合もあり、特に手書きで住所を書く時には、注意が必要です。
例えば、23を縦に漢数字で書くと、二三と横線ばかりが並んでしまい、読みにくいですよね。
その場合は、二十三と書くなど、配達員さんが読みやすいように書くのがいいでしょう。
もっと詳しく確認する場合はこちら↓
【年賀状の数字の書き方!漢数字や縦書きで算用数字を宛名に書く時の注意点!】
年賀状の宛名のフォント
年賀状の宛名は、印刷をする人も多いと思います。
その場合に悩むのが、フォント。
文字の種類ですよね~。
あまり可愛く見えるフォントはよくなさそうだし、でも堅苦しすぎるのも・・・?
年賀状ということで、筆で書いたような行書体のほうがいいのか?とかも悩むと思います。
まずは、悩んだらおすすめしたいのは、明朝体。
ビジネス関連でよく使われるフォントです。
ただし、堅苦しすぎる印象も与えるフォントなので、楷書体というフォントを使うのもアリですよ。
それぞれどんなフォントなのか、他にもおすすめのフォントや使ってはダメなフォントについては別記事にまとめましたので、参考にどうそ^^
【年賀状の宛名のフォントでビジネスで一般的なのは?書体のマナー】
年賀状の宛名を家族宛てにする場合
親戚や家族ぐるみでお世話になっている目上の方のお家へ年賀状を送る場合は、宛名を連名にしておきたい時もありますよね。
その場合は、2~4人までなら、世帯主さんをフルネーム+敬称で書き、その横に配偶者さん、子供さんの順番に下の名前+敬称を書きます。
それ以上に人数が多い場合や、全員の名前がわからない、漢字がわからないなぁという場合は、「○○家御一同様」としてもOKです。
わが家の夫の親戚側は、2世帯で住んでいる人場合が多いので、「御一同様」が使いやすいなぁと思っています。
こちらで詳しく画像付きで解説しています↓
【年賀状の宛名を家族全員宛にしたい場合!多い時や女友達の時の書き方も!】
年賀状を子供宛てに出す場合の敬称
甥っ子や姪っ子宛てに年賀状を出すという事もあると思います。
また、子どもがお友達同士で送りあうという事も。
宛名が子供の名前の時の敬称は、「様」「ちゃん」「くん」どれを使っても間違いではありません。
ただし、子どもの年齢やその子との関係性にもよって変わってくると思います。
例えば、我が家の場合であれば、幼稚園の姪っ子に送るなら、ひらがなで「ちゃん」と書いてある方が、自分でも読めて喜んでくれるかなと思います^^
ただ、滅多にはないと思いますが、目上の人のお子さん宛てとかの場合は「様」が無難ですよね。
このように、相手の事を考えて臨機応変にするといいですよ。
迷ったときは、「様」が一番間違いありません。
さらに詳しくこちらで解説しています↓
【年賀状の子供の宛名の敬称の使い方!くんやちゃんはいつまで?連名の場合も!】
年賀状の賀詞や一言メッセージ
年賀状の賀詞って、目上の人向けのものがあるって知ってました?
実は、賀詞にもいろいろマナーがあるんですよね。
他にも何か一言書かないと・・・という時に使える例文も合わせてご紹介しますね。
目上の人向けの賀詞は意味に注意
賀詞には、いろんなものがあります。
・賀
・賀正
・謹賀新年
・謹賀新春
このようなものが、他にもたくさんありますが、この中で「賀」や「賀正」は、どちらかというと目下の人に送る賀詞。
目上の人に贈りたい場合は、「謹」(つつしむ)や「敬」(うやまう)など、相手に敬意を払う意味がある文字の入ったものを選びましょう。
「謹賀新年」は年賀状のテンプレートにもよくあり、無難だと思います。
賀詞には、それぞれ意味合いがあったりしますし、意味を知って自分の気に入ったものを使うのもおすすめです^^
漢字だけの賀詞じゃなく、「謹んで新春のお慶びを申し上げます」など文章形式のものもありますよ。
文章形式のほうが、意味がわかりやすいですし、個人的には堅苦しすぎず好きです。
他のおすすめの賀詞はこちら↓
【年賀状の賀詞で目上の人向け!文例も!重複意味になるものに注意!】
年賀状で相手を気遣う一言コメント
年賀状は全部プリントアウトしたものを一律に送るより、その人にあった一言を書いておくと喜ばれます。
実際、自分が受け取った時も、何もコメントのない年賀状よりも一言でも書いてあると嬉しいですよね^^
友達宛てならいくらでも思い浮かびますが、毎回悩むのは、親戚の人宛て。
特に、特筆すべきコメントがない場合が多いんですよね・・・。
そういう場合に使えるのは、「相手の健康を気遣うコメント」
コレです!
特別な事情がない限り、健康を気遣われてイヤだと思う人は、そんなにいないですよね。
お仕事関係の人なんかには、こんな感じが多いかなと思います。
「皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」
カチカチな感じはしますが、無難でしょう。
義父母や親戚にはもう少しくだけた感じでこんなのはいかがでしょう?
「いよいよ寒さも本番です お体を冷やされないように温かくしてお過ごしください」
気づかいが表せる一言なんじゃないでしょうか^^
他にも色々あるので、こちらにまとめましたよ↓
【年賀状の一言で親戚に健康や病気を気遣うコメント紹介!】
年賀状を横向きで使う場合
年賀状のデザインで、横向きのデザインの可愛いものって多いですよね。
ただし、年賀状は本来は「縦書きで書くもの」とされているので、目上の人に送りたい場合は、縦書きのデザインのものを選ぶのが無難です。
どうしても、横向きデザインにしたい場合は、あまりポップなものになりすぎないものを選ぶなどしましょう。
横向きデザインのものを使いたい場合は、ハガキの向きや住所の書き方にも注意点があります。
詳しくはこちらでまとめましたので、参考にしてくださいね↓
【年賀状の横向きの上下はどっち?横書きの宛名の向きと住所の書き方!】
普通はがきを年賀状として使いたい時は
年賀ハガキが足りなくて、普通はがきが手元にある場合は、普通はがきを使って、年賀状としてもOKです。
ただし、目上の人の中には、「なぜ年賀はがきを使わないの?」と思う人もいるので、目上の人に送る場合は年賀ハガキを買い足す方が無難です。
普通はがきを使う場合、郵便局で年賀状と思われず、年内に届けられてしまう心配もあるので、宛名面に「年賀」と赤字で書いておきましょう。
その他、普通はがきを使う時の注意点はこちら↓
【普通はがきを年賀状にすると失礼?年賀にする方法と交換について!】
まとめ
ただ年賀状を出すだけでも、目上の人に出すとなると、気を使いますよね・・・。
ちょっと知っていれば、相手からの印象も違うと思いますし、気を付けられるところは気を付けて、年賀状作り頑張りましょう^^
しっかりマナーを守る事も大事ですが、相手のことを思う気持ちを持って書くことが大事です。
特に、一言メッセージは、ないのとあるのとでは印象が随分変わると思うので、ぜひ一言なにか書いてみて下さいね。
コメント