ボールペンのインクがまだ残っているハズなのに、なぜかインクが出なくなって書けない!という事もよくありますよね。
インクがまだあるとわかっているのに、買い換えるのは勿体ない!
捨てる前に、今回ご紹介するボールペンの復活方法を試してみて下さいね。
◆マジックテープや吸盤など他のものの復活方法↓
【まだ使えるかも!使えなくなった生活用品の復活方法!】
ボールペンの復活方法
ボールペンの復活方法はいくつかあります。
ご自分の書けなくなったボールペンの状態に合う方法で試してみて下さいね。
摩擦で復活させる
ボールの先端部分には、小さいボールがついています。
このボールがクルクルと回転することで、インクが供給されて紙にインクがついて文字などを書く事が出来ます。
ただ、ツルツルとした質感の紙など、紙の質感によってはボールがうまく回転する事ができず、インクが供給されない事があります。
主にこんな紙の場合↓
・インクジェット紙
・感熱紙
・薄い紙
・CDのレーベル面
・鉛筆で下書きした上に重ねて書くなど
ボールがうまく回転していないなと思った時は、なるべくザラザラした紙やティッシュなどの上でボールを滑らせてみて下さい。
一番身近にあるティッシュを使うのが手っ取り早いです。
やり方は、ティッシュを4つ折りにして、そのティッシュにボールペンで書くだけです。
真っすぐ線を引いたり、グルグルっと適当に線を書けばOKです。
ティッシュは摩擦力が高いので、先端のボールがしっかり回転してくれて、インクを供給してくれるので、インクが残っているのに出ない場合も書けるようになります。
感熱紙などのコーティング剤がペン先で削られて、ボールに巻き込まれてボールが回転しなくなる事もあるので、ツルツルした紙に書きたい場合は、0.7~1.0など太いペン先のボールペンを使用しましょう。
先端の掃除をする
ボールペンは使っているうちに、先の方にインクや埃がついて汚れてくる事があります。
インクが固まってボールが動きにくくなってしまっていると、なかなか上手にインクが供給される事がありません。
先端の汚れは簡単に落とす事ができるので、定期的に汚れを落としておくといいですよ^^
汚れを落とすときは、軽い汚れならティッシュで充分キレイに落とす事ができます。
ティッシュで軽く先端をつまんで、クルクルとペンを回せばそれだけでOKです。
強くつまむと故障の原因になるので、気を付けて下さいね。
かなりインクが固まっている場合は、「アルコール除菌」など、アルコールが含まれているウェットティッシュを使うのがおすすめです。
油性のインクはアルコールに溶けやすいので、固まったインクも溶かしながらキレイに落とす事ができます。
ウェットティッシュは不織布なので、埃や汚れをしっかりふき取りやすいですよ^^
ウェットティッシュがない場合は、消毒用アルコールをティッシュに含ませて拭いてもいいですね。
他には、たばこの吸い口のフィルター部分にペンを挿して、グルグル回転させるだけでもキレイになるというのもあります。
たばこがお家にある人は、そっちも試してみてもいいかもしれません^^
ペン先を温める
ボールを転がしたり、掃除をしてもインクが出ない場合は、ペン先でインクが固まって詰まっている可能性もあります。
インクは固まってしまっても、温める事で固まりを溶かす事が出来ます。
インクを溶かすのに、熱い熱は必要なく、手の温度くらいで十分です。
ペン先を手で握って温めたり、あたたかい場所にしばらく置いておくくらいで大丈夫です。
ドライヤーやライターであぶる、ストーブ近くに置くなどは高温になりすぎて危険です。
ボールペンが変形する・壊れてしまう・インクが噴き出るなどする場合があるので、やらない方がいいでしょう。
ただ最近のボールペンは、ペン先でインクが固まらないようにインクを改良したり、書かない時は先端のボールが蓋替わりになりインクが乾燥しないように改良されているみたいです。
インクに空気が入っている場合
ボールペンは、下向きにして書く場合は、インクの重みでボールが回転しても下から空気が入る事はありません。
でもボールペンを水平や上向きで使ってしまうと、ボールペンの構造上、ペン先から空気が入ってしまいます。
壁に吊ったカレンダーに書いたり、仰向きに寝転がって書いたりするのはNGです。
ペン先に空気が入ってしまっていて、うまくインクが出なくなってしまった場合は、インクの中に入った空気を抜く事で、復活させる事ができますよ。
やり方は簡単!
袋の中にボールペンを入れて、グルグル振り回します。
ボールペンが回転することで、空気が抜けて、ペン先にインクが行くようになります。
ボールペンに輪ゴムを2本通し、テープで止め、ぶんぶんゴマのようにボールペンを回転させる方法でもOKです^^
ボールペンのインクが出ない原因
インクが残っているのに、ボールペンが書けないのには、先ほどの復活方法でご紹介した
1.ペンの先端のボールが回転していない
2.ペン先の汚れやゴミ
3.ボールペンの芯の中に空気が入っている
4.ペン先でインクが固まっている
5.紙のコーティング剤がボールに巻き込まれている
この5つの原因が考えられます。
もし、復活方法をどれも試してみたけれど、復活しなかったよ!という場合は、以下の原因がある事が考えられます。
インクの劣化
ボールペンには、実は製造から3年という使用期限があります。
それを超えてくると、インクの経年劣化で書きにくくなったり、インクがでなくなったりしてしまいます。
そうなると、どの復活方法を試しても書き味を復活させる事は出来ないので、インクの芯を変える必要があります。
また、インクの残量がペン先の方に来ている場合は、見た目では残っているように見えても、もう中にはインクが残っていない事があります。
その場合も、インクがないので何をしても復活はしません。
芯を変えるか、新しいボールペンを使用しましょう!
ボールペンの故障
ボールペンのペン先は実はかなりデリケートな部分です。
ペン先が傷ついてしまったり、変形してしまうとボールが回転しなくなるので、書く事ができません。
書いている時にひっかかるような感じがあったり、インクがあふれてくる、線の濃さが一定にならないなどの不具合がある場合も、ペン先が傷ついている可能性があります。
・ペン先から落とした
・どこかにぶつけた
・ペン先を突き刺す道具として使った
・何かをこじ開けるなど工具代わりに使った
・経年劣化
このような事が原因でペン先に傷がついてしまいます。
段ボールを開ける時に、テープをボールペンでついこじ開けようとしたり・・・という事もよくやってしまいがちだと思いますが、書く事以外には使わないようにしましょう。
ボールペンの保管の仕方
ボールペンの劣化を早めない、書けなくなる事を防ぐためにちゃんとした保管方法も確認しておきましょう。
ボールペンの保管の向き
最近のボールペンは、保管するときにはペン先が下向きでも上向きでも、どっちでも大丈夫なようになっています。
ただ、やはり重力があるので、ペン先からインクが離れないように下向きにして方が安心です。
温度や湿度の管理
夏の車内や、高温になりやすいダッシュボードの上、またストーブの近くなど、高温になる場所に置いておくとインクが噴出してしまう事があります。
また、高温多湿な場所ではインクの劣化を招く事にもなるので、そのような場所に保管はしないようにしましょう。
また、飛行機に乗ったときには、ボールペン内部の気圧が変化し、キャップを外すとインクが噴出してしまうという事があります。
気圧の変化があるのような場所に持って行くなどの時にも注意が必要です。
キャップをする
インク漏れや乾燥を防ぐために、キャップのあるボールペンの場合は、キャップをカチッというまでしっかりと締めましょう。
ノック式の場合も、しっかりペン先を中にしまうようにします。
まとめ
ボールペンの復活方法をご紹介しました。
簡単に試す事が出来るので、捨てる前に一度やってみて下さいね。
これでも復活しない場合は、インクの劣化やボールペンが故障している事も考えられるので、そういう場合は芯を替えるか、買い換えを検討しましょう!
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